みさちのにっきちょう

ハイパムフィクサーというバンドのベースの人がどーでもいいことを書いています。Twitter@misachi_bass

朝まで飲んだけど、これでよかったと思う

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1年前の昨日、とても大切だった人が死んだ。

 

1年経って、この日をどうやって過ごすのか、わたしには想像もつかなかった。なにか自分だけの儀式をしたらいいですよ、と先生は言っていた。花を買おうか。海へ行こうか。いろいろ考えたけど、どれもなんだか違う気がして何も決められなかった。

朝は仕事へ行った。書類に日付を書いた。たくさん書かなくちゃならないから、何度も日付を書いた。こんなにこの日を書くのは初めてかもしれない。夕方に整体へ行った。電車に乗っていると、いろいろ思い出してしまって、何にもないのに、変な顔してたと思う。

整体のあと、ひとりで飲みに行こうと思って、よくいく飲み屋さんへ行った。もしお客さんがいなかったらマスターに話を聞いてもらおうと思った。飲みに行ってみたら割と混んでいて、いつまでも入れ代わり立ち代わりお客さんが来た。ここではよくお客さんどうしで一緒に飲んだりするんだけど、昨日も結局は4人でガバガバ笑いながら朝まで飲んだ。朝まで飲むなんてすごく久しぶりだ。学生の頃か社会人になりたての頃にあったくらいで、もうここ何年も朝まで飲むなんてしなかった。でも気がついたら朝になってて、ほんとに、よく笑った。楽しかった。

 

特別なことは何も無かった。誰にも話さなかった。だけど、これで良かったのかもしれないと思った。今日になったら不思議と心が軽い。いつまでも落ち込んでいないで、笑って楽しく生きてなきゃだめだよ、って言われているようなきがした。1年間、ほんとによく泣いた。どうにも出来ないものばかりで、泣いてばっかりいた。後悔もした。最後に会った日のことをどうしても後悔してしまうんだ。何回も思い出した。何回も、何回も、思い出した。

 

だけどもう、いいのかな、って思った。そろそろ、この思い出は宝箱にしまおう。たまに眺めるくらいにしておこう。きっと、あの人にはわたしの知らない世界があって、きっと愛されていたのだろう。わたしは遠くから見ていよう。

 

「みさちなら、出来るよ」ってよく言ってくれたこと、忘れないね。「これからだよ。がんばれ。」って言ってくれたこと、忘れないね。前を向いて歩いていくね。

 

おわり。