みさちのにっきちょう

ハイパムフィクサーというバンドのベースの人がどーでもいいことを書いています。Twitter@misachi_bass

「エモい」じゃなくて「センス・オブ・ワンダー」だった

最近、センス・オブ・ワンダーという言葉を知った。

センス・オブ・ワンダー(英語: sense of wonder)とは、一定の対象(SF作品、自然等)に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である。

わたしは最近割とSF映画とか、難解な映画とかが好きなんだけど、このセンス・オブ・ワンダーというのは「2001年宇宙の旅」のラストにスターチャイルド(でっかい赤ちゃん)が出てきた時に感じる「うおお!何これ!?」っていう謎の感動みたいなものだって言われて、ああなるほど!と納得した。よくわからないけど、なんだか心動かされる、感動する、なんだか今までと違った視点でものが見える、そういう感覚らしい。

 

2001年宇宙の旅」を見たことある人は分かると思うのだけど、あの映画はよく分からない。スっと分かるのは最初の猿のパートだけで、あとはよく分からないままストーリーが続くし、途中には目が回りそうな映像を延々見せられ、最後は変な部屋に閉じ込められたと思ったら、でっけぇ赤ちゃんが出てくる。もちろん何回か見れば解釈は出来るけど、1回目に見た時はド肝を抜かれた。赤ちゃんが出てくるところなんて意味がわからないし、もう思考がついていけない。なのに、なぜか、見終わると感動している自分がいる。なんてすごい映画なんだ。全然わからない、でもすごい。分からないけれど感動している。心が高揚して、なんとも言えない気持ちになる。そしてそれは少し怖い。

 

これまでこの感情を表すのに「エモい」って言葉が近いんじゃないかと思っていたけれど、どうにもしっくりこないのと、人によって解釈が違いすぎること、あとはとりあえず「エモい」っていうと人には伝わるので思考停止してしまうのでなんだか違和感を感じていた。わたしの感情を表すのにはセンス・オブ・ワンダーの方が向いていそうだ。

 

SFだけではなく、自然からも感じるって書いてあるけれど、これはSFや自然に限らず、誰しもが経験したことのある感覚なんじゃないかと思う。自分の理解を超えたものに出会った時、圧倒的なものに出会った時、ふと見方を変えたら新しいことに気がついた時、そういう時に感じる高揚とか感動に似ている気がする。今までそれを表す言葉を知らなかったけれど、一番近いのはこのセンス・オブ・ワンダーって言葉なんじゃないかと思った。これはわたしにとって大発見だ。

 

わたしはこのセンス・オブ・ワンダーの感覚がすごく好きだ。そしてそれを感じさせてくれるものが好き。映画はもちろん、本もそう、音楽もそう、自分の理解を超えて、分からないもの、なのに感動するもの、それが好きだ。分からないものを、ひとつずつ紐解いていくのもまた楽しい。それについて考える時間は贅沢な時間だ。そしめ、自分なりに解釈できたとき、また感動できる。なんて楽しいことだろう。

 

わたしがやりたいことは何なのか、最近ずっと考えていたのだけど、センス・オブ・ワンダーという感覚は大いにヒントになりそうな気がしている。

 

おわり。