みさちのにっきちょう

ハイパムフィクサーというバンドのベースの人がどーでもいいことを書いています。Twitter@misachi_bass

久しぶりに風が吹いてるのを感じた

たまに、今まで散らかっていたものが物凄い勢いで収まって行く時がある。そういう時は、見ていたのに見えなかったものが突然見える。見えすぎるくらい見える。

 

何かに気がつくときっていうのは、たぶん突然ではなくて、コップの水が溢れるみたいに、それまで溜まってきたものが溢れて、ハッと目が覚めるんだと思う。たしかに風は吹いていて、いつも本当は傍にあるのに、見ないふりをしていたりして。そういうものが、突然のように、見え出す感じだ。

 

何回も何回も歩いた道をまた歩く。街の景色も、季節も、すべてが変わっていくのに、変わらないでいたのはわたしだけだったみたいだ。いろんなものは既にわたしの想像を超えていて、歩き出していた。ずっと歩き出せずにいたのはわたしだけだった。やっと気づいた。

 

すべては変わりゆくし、失ったものは戻らないし、足りないものはそのままだけど、このままここにいても仕方ないんだなって気づいた。本当の意味で、ちゃんと自分で歩き出さなくちゃならないと思う。一生懸命、必死に生きてきたけど、1番怖いものはいつも見れなかった。もしかしたら取り戻せるかもしれないという、意味の無い期待を捨てられなくて、ずっと期待して、諦めて、また期待して、そして諦めてた。何回も何回も。それを、もう、やめるときが来たのかもしれない。さよならとは違うけど、わたしはわたしの人生を生きるために、堂々巡りから抜け出したいと思えるようになった。

 

いろんなものが、チャンスは今だと教えてくれている気がする。きっと、今まで見ないようにしてきたものを、諦めようとしてきたものを、もう一度見ないといけない時が来たんだと思う。いつからこんなに怖がりになったのだろうと思ったけど、本当はずっと怖がりだったんだ。見ないようにして、知らないフリして、そうやって生きてきたんだ。生きるために。そうするしかなかったから。

 

ずいぶんと長い道を歩いてきた感じがする。ずいぶん、険しい道だった気もする。すべて自分一人で選んできたつもりだったけど、ただ生き延びることに必死だっただけかもしれない。だからこれからは、本当の意味でわたしがわたしのために選んで生きていきたい。できるかは分からないけど。今は、そういう気持ち。久しぶりに風が吹いてるのを感じた。

 

おわり。