みさちのにっきちょう

ハイパムフィクサーというバンドのベースの人がどーでもいいことを書いています。Twitter@misachi_bass

久しぶりにsigma DP1を引っ張り出して来た

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久しぶりにsigma DP1を充電して電源を入れたみた。

 

このカメラは、わたしが初めて自分の給料で買ったデジタルカメラだ。それはそれは昔のことだけれど、それまではずっとモノクロフィルムで写真を撮っていて、デジカメはあまり興味がなかった。一応持ってはいたけれど、2006年とかそれくらいの話なので、デジカメの性能自体も過渡期だったし、なんとなく絵の感じが好きじゃなくてあまり使うことはなかった。昔のデジカメは色が濃くてギラギラしていた。別にそれは設定で変えたりできるんだけどね。それで、就職してから持ち運べるコンパクトなデジカメが欲しくなり、散々迷った結果購入したのがsigma DP1だった。これは他のデジカメとはセンサーの構造が違うっていうのが売りのカメラで、出た当初はなかなか話題になった気がする。物好きな人たちには大好評というか、物好きな人たちを大いに期待させたカメラだった。

値段は確か10万くらいで、当時の高級コンパクトデジカメに比べても結構高かった。今では10万のコンパクトカメラなんていうのもザラになってきたけど。よくよく考えれば別におかしいことでもないか。初めてクレジットカードでした高い買い物でした。

が、このカメラ、とにかくメカとしてはとろい。まず液晶がなにを写してるのか全然見えない。液晶が荒すぎる。オートフォーカスだけど、フォーカスエリアがでかすぎてどこにピンが来てるのかわからない。しかも撮影後にピンを確認しようとしても液晶が荒いもんだから、パソコンでちゃんとみるまで本当にピントが来てるのかわからない。そして、撮影してから書き込みまでが恐ろしく長い。背面の赤いランプが点滅している間は処理中・書き込み中なんだけど、連写すると普通に5秒くらいは操作不能になる。さらには感度をあげるとノイズがやばい。とにかくノイズがやばい。ほんとにやばい。使えるのは100か200までというところ。極め付けに、バッテリーがまじで持たない。どうやらセンサーの消費電力が多いかららしいけれど、2日か3日使わないでバッグに入れておくとバッテリー切れになってる。これで何度悔しい思いをしたことか。そんな、なんともわがままなカメラなのである。

だけどこのカメラのいいところは、50回に1回くらい、ものすごくいい絵が撮れるところだ。ほんとうにたまに、自分でも、おおって声を出してしまうくらい美しい色、美しい解像度の写真が撮れる。だけど、たまに。ほんとたまに。でもそれが病みつきになってしまう。でも、いい写真が撮れることがカメラの一番の目的だとしたら、このカメラはそれを果たしているいいカメラだと思う。

昨今の機器はとにかくなんでも早くて便利できれいに撮れる。だけど、このカメラは不便だし遅いし、だけど、だからこそ「機械を使っている」ということを思い出させてくれるカメラでもある。そこもまたいい。たまにはのんびり撮るのもいい。シャッターを押せば綺麗に撮れるカメラもすばらしいけど、不便な道具をああでもないこうでもないと操作するのもたまには悪くない。仕事ではとにかく早く正確に失敗しないようにしなくてはいけないから、こうやって盛大に失敗できるカメラを使うのも悪くない。気を抜くと本当にブレるし、ピンは合わないし、変なフレアは出るしで大変。でもそこもいい。完璧じゃないものも、いいのかもしれない。

しばらくはまた持ち歩いてみようと思う。

 

追記

DP1は本当に初期のカメラなので、今はもっといろんな面で改善されているDPシリーズが出てます。シグマは本当にいい会社で大好きです。興味があったらぜひsigmaのDPシリーズチェックしてみてね。わたしはあえてこの不便なところが好きで初代DP1を愛用しています。