みさちのにっきちょう

ハイパムフィクサーというバンドのベースの人がどーでもいいことを書いています。Twitter@misachi_bass

誰にだって物語はあるけど、その魅せ方を知っている人が勝つらしい。(バンドのセルフプロデュース力と物作りについて)

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人は物語を欲しているということと、ものを作るということについて。

 

何度もブログに書いているけど、ちょうど一年くらい前からSHOWROOMという配信アプリで配信を始めた。途中で心根がしおれてやめてしまったこともあったけど、細々と続けていたのだけど、ここ一ヶ月ほどはまた配信をやらない日々が続いている。

 

バンド系やアート系の記事などで言及される「昨今は作品そのものに魅力を見出す時代から変化し、その作品ができる過程、物語に価値を見出す時代になっている」という意見、これはすごく同意する。例えばアイドルなんかはその最たるもので、これだけ多くのアイドルがいる中、もはや顔が可愛いとか踊りが上手いとか、それだけではなかなか商売として成り立たないのは納得する。また、アイドルしかりアーティストしかり、自分自身で自分自身の物語を見せられる場というのも増えてきた。ブログもそうだし、ツイッターもそうだし。特に生配信アプリは双方向のコミュニケーションが取れる上に、配信する側も手軽だし、場所や時間を選ばずすぐにつながることができる。YouTubeなど動画配信はなかなか手間や技術と初期投資が必要になる反面、生配信はそういった手間をかけずできるというのもメリットだと思う。

 

そんなわけで、わたしもSHOWROOMというアプリを中心に配信を続けてきた。ここで得たメリットはかなりたくさんある。まずは単純に、今まででは自分のことを知り得ることがなかったであろう人たちにアプローチできるということ。これは最大のメリットだ。ライブハウスで活動しているだけでは出会えなかったであろう人たちとの出会いというのはやはり何よりも大きかった。そしてその中から、まだ何も形になっていないわたしのような人間にも「応援したい」という気持ちを持ってくれる人ができたこと。さらには、実際にライブへ足を運んでくれる人がいたり、遠方の人はグッズ(レコーディング費用のために手編みニット帽を売ってる)を購入してくれたりとサポートの仕方は様々だがどれも嬉しい限りだ。配信の中で冗談で作った「ほしい物リスト」からは、何度も贈り物をいただき、世の中ってスゲーなと思った次第。ありがたい。本当にありがたい。

 

などと書いているのになぜ最近配信をしていないかっていうと、曲作りに本腰を入れ始めたからだ。あとは、いろいろな人の助言を聞いてちょっと考え中なところもある。まず、曲を作るっていうのはものすごい集中力がいる。あと、他の人は知らんけどわたしの場合は歌詞を書くのに頭をフル回転させるし、過去のことを歌詞に書くことも多いので精神的負担が大きい。例えば画家の人や小説家の人が山にこもったり旅館に篭ったりして作品を仕上げるのってなんとなくイメージあると思うのだけど、やはりものを作るっていうのはどこか現実生活から乖離したところにあるんじゃないかと思う、わたしの場合はね。美術館で作品を見るのと、街で洋服を見るのが違うように、美術館にあるようなものが作りたかったら、静かにならなくてはできないような気がしてる。そういうわけで、なかなか配信をしている時の自分と、曲を作っているときの自分が両立できず、配信はできないままでいる。あともうひとつ、ある人から「配信でちやほやされて、人気者気取りになったら終わりだよ。ちゃんとやるべきことはやりなさい」と言われて、これが結構刺さったのもある。今わたしにはちゃんとした「作品」がまだない。つまり音源とかCDとかがちゃんとないってことね。曲数もまぁまぁあるけど、そんなに多くない。だからまずはここをちゃんと作りたいと思った。そうすることが、何もないわたしを応援して支えてくれた人たちへの恩返しへの一歩めなんじゃなかろうかと思う。

 

ここ数ヶ月で感じたのは、やっぱりわたしは自分で曲を書いてバンドをやりたいし、自分で曲を書かないバンドは意味ないと思う。(これは他のバンドさんのことをどうこう言うわけじゃなく、自分がバンドをやる意義という意味でね、誤解されるの怖い。)だから書くべきだし、書きたいと思う。そして、今のご時世、バンドを大きくしていくにはセルフプロデュース力とか発信力、つまり物語をいかに見せられるかというのもとても大切だと思う。だけどこのふたつは両立しないんじゃないかとも思う。バランスが難しい。どうすればうまくバランスを取れるのか、今日も悩み中です。

 

おわり。