みさちのにっきちょう

ハイパムフィクサーというバンドのベースの人がどーでもいいことを書いています。Twitter@misachi_bass

大雪が降る日に思うこと


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雪がたくさん降りました。

 

わたしは静岡の出身で、静岡は滅多に雪が降らないから雪が降ることってすごく珍しいと思っていたんだけど、気がつけばもう人生の半分近くは神奈川県で過ごしているので、雪が降ることもそんなに珍しいことに感じなくなってきたなと思いました。そんなにたくさんは降らないけどたまには降るね。我が家は私有地の中に何軒かアパート(マンションではない・・・)が連なった一番奥にあるので、家の前から公道までの間にちょっと距離がある。そこに雪が積もるのが結構楽しみだったりする。そこはアパートの住人しか通らない場所だから、降ったばかりの綺麗な雪道を歩くことができる。それは今でもちょっと心躍る。都会の雪はあっという間に黒くなってしまうし、すぐに氷になってしまうからね。たまにしか降ることがないから楽しみでいられるんだろうけど。

 

何年か前の大雪の日、仕事休めばいいのになぜかわたしは仕事に行かなくちゃいけないっていう強迫観念に囚われていて、バスも止まってるのに仕事に出かけた。家から駅まではいつもバスで通っていたんだけど、駅まで歩くと30分はかかる。雪がたくさん積もった道をぜえぜえ言いながら歩いてたら、回送のバスが通りかかって、一番近くの駅までなら回送のルートだから乗せましょうか?って声をかけてくれて回送のバスに乗せてもらった。そこから駅までの間、同じように歩いてる人が何人もいて、そのたびに運転手さんが声をかけて、10人くらい乗って駅までいった。こんな雪の日でも同じように仕事に行く人がいるんだなって思った。そして雪道を走らなきゃならないバスの運転手さんも大変だ。回送ってことはそれまでどこかを走っていたわけだし。駅で降ろしてもらって、地下鉄に乗って職場へ向かった。電車は止まっていたから結局3時間以上かかった。電車が動き出すまで少し待ってから家を出ていたらよかったのかもしれないけど。

 

それから今の職に転職して、雪の日は仕事そのものがなくなることがほとんどで、そうやって大雪の日に仕事へ出かけることはなくなった。大雪が降ると、テレビのニュースではいろいろなところの中継がやってる。ここは新宿駅です、渋谷駅です、品川駅です。駅に入れない人たちが並んでいます。雪で帰れない人たちがバス停に並んでいます。そんな感じ。なんだかそのニュースを見るのは不思議な気分だ。何年か前まではわたしも「そちら側」の人間で、雪が降ろうが台風が来ようが駅に並んで、ぎゅうぎゅうの電車に無理やり乗り込んでいた。雪の日に必死に仕事に行かなくていいことが優越感という感じはあまりしなくて、どんな悪天候でも仕事に行く、行かなくちゃいけないっていうのは、多分それくらい大切な仕事を任されているんだろうなと思う。そして仕事に対して情熱があるのかなと思う。今の仕事は大切な仕事だけど、大きな何かを動かしたり、劇的に何かが変わることはない。前はそういう淡々とした仕事がうらやましかったけど、いざ立場が変わってみると、それはそれで逆の立場が輝いて見える感じだ。まぁ、日本人は社畜だとか働きすぎだとか言うし、実際にわたしの前の職がそんなに重要な職だったかと言われればわからないけど。立場が違うと見えるものも違うんだなと月並みなことを、雪が降るたびに毎回感じる。

 

あと雪の日の朝の静かで冷たい空気は好き。これは前からずっと同じ。

 

おわり。